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久々自分の自転車

を組み立てました。ベースフレームはおなじみEBS のHolizontal451。2018年に限定生産したディスクブレーキ仕様のもの。ずっと店頭在庫であったのですが、これ見て普通のモデルをオーダー頂いたり、別カラーが良いとか、サイズが合わないとかで残っておりました。

腐るもんでもないしこのまま置いていても全然良いのですが、どうしても作成してみたいモデルがありその衝動を抑えられずに作ってしまいました。

最近(というにはもうだいぶ長いとこたちますが)グラベル系のロードがもう主流というか一ジャンルとして確立していると思います。が、ミニベロに関してはロードは細いタイヤが普通、というか細くないタイヤのミニベロってARAYA のCXMくらいで基本どのモデルも細い。

細いことが悪いという訳ではないです。まったくないです。ただ太いタイヤのスポーティなモデルってほぼないなあ~という。まあタイヤの種類も少ないしミニベロは大径車よりも回転が重要になる分太いタイヤで重量が増して周りが悪くなると本末転倒というか。スポーツ色出すなら軽快さは絶対ですし。

Tern のAMPF1 とか Riteway のGlacierとか、2インチ幅の街乗り用モデルとかは普段でも取り扱いありますが、もう少しスポーツ寄りなやつ。そんなの組んでみたくなりまして。そんでフェンダーとかキャリアとか取り付けてミニベログラベルとかランドナー的なイメージのやつを作れればと。

ディスクブレーキのHolizontal451なら406サイズなら行けんじゃね?と思いAMPF1のホイールをつけてみたらリア側は2インチを何とか取り付けできましたが、フロントフォークが全然ダメ。そりゃそうだ、そんなタイヤ取付ける事考えてないもん。

ということでそれならフォークのみ合わせて作ってもらえばいいかとお願いしたのがサンライズサイクルの高井さん。もう希望だけ伝えて丸投げ。あとから考えたら情報足りなさすぎの依頼内容なのにカチッと希望にフィットするフォークを作成してくれました!ほんとありがとうございます!(フォーク単品画像撮影忘れたので、#cocreationjapan のインスタ画像を拝借しました。上のフォークが純正。下のフォークが新たに作成頂いた分。)出来上がった姿はこちら。

これで前後2インチ幅のタイヤを履くミニベロロード作れるわ!ということで無事フォークも完成していざ組立!というところでですが、昨今の部品全然無い問題。ホイールはだいぶ前から準備だけはしていたので大丈夫でしたが、さて部品どうしよ。今まで自分が持っていたものとかあるし、お客様がカスタムした際に置いていったものとか駆使すればまあ何とかなるかと組み立て開始。

フロントハブはSP ダイナモハブ。リアハブはWhiteindustriesのXMR。ミニベロ(406)に32Hってちょっと固いというイメージがあるので28Hで。特にハブダイナモ使うから微差だとしてもスポーク減らして重量減らしたくて。でもディスクブレーキだし24Hは少なすぎる気がしての28H。

そうすると28Hの406リムって全然ない。なのでVelocityのカスタムオーダーで依頼。スポーク数が減る分スポークに頑張ってもらうべく、耐久性が売りのSimworks by Hoshi のPeregrine Spoke 14 Straight Gaugeに。耐久性もだけど、色もかっこいいし。

タイヤは2インチ幅のものが全然なくて、Maxxisの1.85幅に。結果的にこの1.85ってのが非常にいい塩梅に。リアスプロケはお客様があまり使わないうちにカスタムして置いていった10速の11-42カセット。リアディレーラーはキャンセル受けて余っていたZEEですが、32T迄しか使えないディレーラーなので、ウルフトゥースのロードリングDMで使える幅を増やし42Tは届かないけど二番目にデカい37Tまでは使えるようにしました。10段あるけど使えるのは9段。まあこんな使い方もあり。

ドロップハンドルにしようと思ったけど、ハンドルはあるけど全然デュアルコントロールレバーがない。全然ない。ここまで来たらすぐ乗りたい!ということでもういいや。フラットバーに予定変更。丁度SimworksNITTO  のフラットバー系を大量に仕入れたので、その中からMowmowBarをセレクト。シフターはやっぱりお客様が置いていたダブルレバーをDixnaの台座で取付。位置も個人的に使いやすい位置に。

そういえば、現在主戦力な自転車がHolizontal451いれて4台あるのですが、すべての変速機がバーコン(ダブルレバー)のみでした。。。なんて偏った好み。

フェンダーはVeloorange の20インチ用。これも実は以前販売したNeutrinoに取付けるつもりで仕入れていたやつ。Veloorangeのアルミフェンダーって取り付ける人の事よく考えた付属部品と加工がされていて、取付が非常に簡単で且つきれいにつくので個人的にめっちゃお勧め。本所工研とは違う良い感じのフェンダーがあるので、今後お勧めして行きますね。

フロントキャリアとダイナモライトは自身の別の自転車に使っていたやつから移植。前後のブレーキもお客様のカスタムで外していらなくなったお下がり。サドルもグリップももともと自分で使っていたものを移植。自転車って部品を流用しやすいから良いですね~。

こうして出来上がった新しいマイバイク。早速通勤でガンガン使っていますが、小径の太いタイヤでも思いのほか回るし走る。予想外に。もともとよりも少し細い1.85幅がいいのか、Maxxisのタイヤの性能がいいのか。(1.85幅なのに、Max気圧が110PSIですよ!MTBの太いタイヤなら絶対そんな高圧迄あげれないから、これが功を奏しているのかもしれません。その分かたいですけど)

まだまだ走り込んでいませんが、太いタイヤのミニベロでも十分使えるということが分かりました。もちろん451の1-1/8なんかに比べたら加速の鋭さとか最高速とか全然及びませんが、のんびり自分のペースで楽しむというには十二分。気楽に楽しめる、ガシガシ使える相棒が出来て最高にうれしいですね。久々長文書いちゃうくらい。

現在の仕様に飽きたり部品が手に入ったら、ドロップハンドルをつけてグラベル系ミニベロの作成も検討したいと思うので、またその時にはご紹介致しますね。

あと試乗してみたい!という方もお気軽にどうぞ。見た感じだけではわかりにくいですからね。似た感じも作成可能です。ちょっと時間はかかると思いますが。今回は妄想を良い感じに形にできて大満足です。しばらくはこれを乗って弄って楽しんで、皆様にフィードバック出来たらいいなとおもっております。それではまた~。

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