レース用の部品は街乗りにだって有効！

普段から街乗りや生活に便利な自転車、カーゴバイクなんかをメインで販売しており、ガツガツ走る事をベースにした自転車店ではない為、レーススペックのモノを扱うのは他のお店より少し遅い傾向にある弊店でございますが、それでもレーススペックのモノに憧れて羨望してはいるのです。その中でもこれは！という商品は取り込み消化してご提案差し上げる次第でございますよ。
今回は今シクロクロスやMTBで人気の商品を街乗り自転車にインストールしましたのでご紹介です。先ずはいつもの様に全体像からどうぞ～。

此方は以前納車致しました RALEIGH の RFC ですが、(当時の記事は此方）納車時からフロントをシングルに変更、フェンダーを着けてオーナーが扱い易く且つお好みに合わせて作り上げました。約3か月程使用して更にお好みに合わせてグレードアップのご依頼を。
今回頂いたご依頼は2点。
先ず1点目がチェーンが稀に脱落してしまうのでその解消。ここでピーンと来るんです。あれ①とあれ②が使えると！！
あれ①：WOLF TOOTH ドロップストップチェーンリング（画像のモノは 12,420円税込）

レースでご存知の方もいらっしゃると思いますが、このチェーンリングの歯が厚い歯と薄い歯が交互に並んでいて、チェーンの薄い部分と熱い部分にがっちり深～く噛み込みチェーン脱落を防止するという優れモノ。元々MTBやシクロクロス用としてレース中にチェーンが脱落しない為に作られたもの。でもチェーンが脱落して嫌なのはレースだけではないですもんね～。
あれ②：Gevenalle BURD（ギブネール　バード）9,180円税込

見た目に美しいこのリアディレーラー。これもシクロクロスレースで生まれた部品ですが、このディレーラーもチェーン脱落防止に多大な効果を発揮致します。
通常リアディレーラーはプーリー（小さな歯車）が後ろ向きにチェーンを引っ張ってテンションをかけてくれるのですが、このBURDはそのテンションが通常のモノより強くなっており、走行中にチェーンがたわんだりバタついたりするのを軽減してくれれる素敵なディレーラーなのであります。

つまり、BURDが強く引っ張り、WOLF TOOTH が深く噛み込むので、チェーンが非常～に脱落しにくい最強コンビなのであります。
レーススペックのモノはレースで使うだけが全てではござんせん。街乗りだって、通勤だって、ツーリングにだって生かされます。そう、本田宗一郎氏が言った名言『レースは走る実験室』なんです！素敵なパーツがフィードバックされるのをいつもいつも目を光らせて見ておりますよ！！
それから2点目のご依頼、ハンドル周りをスッキリさせる事。
今まではシマノCrarisのST-R240というブレーキレバーとシフターが一体型のゴツイモノを使用していましたが、これが見た目とは全く合わなかったので、すっきりクラシックなハンドル周りに変更しました。

これでオーナー様のお好みにより近付きました。これから更にガンガン使い倒してほしいですね。
今回の様にネガを一気に解消して素敵にカッコよく仕上げる事も可能ですから、我慢しながら使い続けるのではなくて是非一度悩み事をご相談下さい。出来る事は全力で対応致しますよ～！！愛車を長～く乗る為にも是非無理せず悩まず先ずは相談！！ってね。よろしくお願い致しま～す。